大人の落ち着きと「ワクワク感」

大人の落ち着きと「ワクワク感」

40代夫婦が都心に建つ築26年の中古マンションを購入し、大人の落ち着きと自由な発想を兼ね備えた住空間にリノベーション。改修というより、新たに造り上げる、創造性に重きを置いた「暮らしをエンジョイする」住まいに生まれ変わった。

建設データー


キッチンスペースは、赤く塗った壁面が空間にアクセントを加えている。
キッチンカウンターの天板は、あえてキズをつけたようなマットな風合いのバイブレーション仕上げ。

小上がりは情緒たっぷり イメージ

アールを施した梁、収納扉に張ったウイリアムモリスデザインの壁紙、照明効果で太陽と月にも見える2つの窪みなど、アートな雰囲気に包まれた和室コーナー。

和室コーナーの床下イメージ

和室コーナーの床下に設けた引き出し仕様の大収納。
寝具やインテリアグッズ、趣味の小物などがスッポリ収まり、ゲストのお泊りや模様替えに便利で重宝する。

低めのソファや家具を配置

ダウンライトと間接照明による、くつろぎのリビング。
どっしりとしたソファと壁面に造作したテレビ台&棚がエグゼクティブな空間を創り出している。

共用部分だけを残し、天井や間仕切りなどすべてが取り払われた旧空間。スケルトン状態にすることで、ライフスタイルに合わせた自由な発想も。

広くスタイリッシュに変身

以前よりも広くなった洗面所。
奥さま自身が配色した茶と青のツートンカラーのタイルがアクセントになっている。
収納扉のツマミは、奥さまが長年かけて集めたもの。

ガラスブロックで明るさアップ イメージ

清潔感あふれるトイレ。
寝室側の壁にガラスブロックをはめ込むことで明るさを確保しているほか、読書家のご主人のためにスポットライトを便座に向けて設置。

冬は、ほんのりあたたかいタオルで身体を拭けるイメージ

洗顔や手洗いなどで湿ったタオルを速やかに乾かしてくれる、輻射熱を利用したタオルウォーマーを設置。
ここにも、心地いい暮らしへのこだわりが。

26年前の昔の間取りが夫婦の生活様式に変貌 マンションの購入にあたり、住むのも、将来他人に貸すのも立地のよさがポイントと、2年もの間、都心をターゲットに新築と中古の両面で物件を探し続けたMさん夫妻。
その間、新築を幾つか見て回ったが、どこも万人受けする画一的なプランばかりで、心が躍るような気持ちにはならなかったという。
「それなら、中古を自分たち夫婦の好みの間取りに変更しよう」と決断。
ライフスタイルに合わせたリノベーションに着手した。

数ある中古物件の中から、選んだのは築26年の3LDKマンション。
築20年を超えると資産価値の減価率がほぼ横ばいになるというデータが、決断を後押しした。
その物件は、それまでの持ち主がペットを飼っていたこともあって、室内の傷みや汚れ、臭いなどがひどく、修理して住むには尻込みしそうな状態だった。
しかし、すべてを解体し、思い通りのプランにすることを当初から考えていた夫妻にとっては、特に問題ではなかったという。

工事は、梁や柱、共用の縦管を残し、水漏れが心配な給排水管や室内すべての配線を交換し、天井をはがして、開放感をプラスした。
26年前の間取りは、大幅にチェンジ。
ロケーションや風通しに重点を置いた、オリジナリティーあふれるプランにつくり直した。

寝室は和室から洋室に一新

白を基調に、一方の壁をパステル調のバイオレット色にすることで、エレガントな雰囲気の寝室に。
玄関を明るく保つためにガラスブロックを設置している。

原型を全く留めない大胆なリノベーション イメージ
原型を全く留めない大胆なリノベーション

最も様変わりしたのが、和室2室とダイニングキッチンを一つの空間に造り変えた約28畳のLDK。
床には、落ち着きのある、ウォールナットカラーの無垢のナラ材を敷き詰めた。
壁や天井はホワイトにし、照明をダウンライトと間接照明にすることで、空間にメリハリを持たせている。

リビングの一角には、琉球畳を敷き詰めた和室コーナーを設置。
境界部分の梁をアール状にすることで、優しい雰囲気を演出。
小上がり風に床を上げることで、独立間が生まれると同時にたっぷりの収納スペースを確保している。
奥の壁には、立体感と動きを感じさせる2つの丸い窪みを配置。
月と太陽をイメージさせたり、壁紙のモダンなデザインと対でお月見の風情を醸し出したりと、洒落た空間に仕上がっている。

奥さまのこだわりがいっぱい詰まったキッチンにも注目。
「調理スペースを広くしたい」の思いから、コンロとシンクが別々の2つのシステムキッチンを設置。
奥さまの身長に合わせ、コンロ付はフライパンや中華鍋が振りやすいように低めに、シンク付は食器や鍋が洗いやすいように高めに設定してある。

そのほか、白を基調にした寝室にはウォークインクロゼットや造作本棚を設置。
廊下側の壁にガラスブロックを埋め込むことで明かりを取り込み、圧迫感もない。
洗面所には、輻射熱を利用したタオルウォーマーを。清潔で使い勝手のいいサニタリーになっている。

夫婦のライフスタイルにトコトンこだわった、典型的なリノベーションマンション。
これからの住まいの在り方を考えるうえで、大いに参考になりそうだ。

玄関にも十分な明るさを イメージ

床に大理石を用い、框にアールを施した玄関。
浴室の浴槽の向きを変えたことで、スペースが拡大。
壁面の丸鏡3個が外出前の身だしなみチェックに便利。

玄関にも十分な明るさを
玄関にも十分な明るさをイメージ

正面のガラス扉から差し込む光が暗くなりがちな廊下を明るく照らし、ガラスブロック越しに漏れる明かりと相まって、さらなる広がりを感じさせる。

インテリアも細部まで配慮
インテリアも細部まで配慮 イメージ

ダイニングテーブルを照らすペンダントタイプの照明器具。ルイス・ポールセンデザインの滑らかな曲線のシェードが光を分散し、光源が直接目に入らないので、まぶしくない。


「究極のリラクゼーションスポット」ともいえるトイレ イメージ

「究極のリラクゼーションスポット」ともいえるトイレには、クリスタルな照明器具がピッタリ。
アクセサリーのような優雅なシルエットから降り注ぐ明かりが、穏やかな時間を優しく包む。

ヨーロピアンな照明で格調高く イメージ

寝室の壁の淡いバイオレットカラーに合わせ、同色のシェードでコーディネートした照明器具。
趣のあるヨーロッパ調のフォルムが、落ち着きと格調の高さを漂わせている。

ヨーロピアンな照明で格調高く

マイナス面を逆に生かして魅力ある生活空間になりました

物件購入後に配管や梁の問題が発覚し、一時は当初に抱いていたリノベーション後のイメージが叶えられないのではと心配でした。
しかし、それを効果的に生かすことで、当初のプランよりも素敵な生活空間になったと思います。
私はこだわりの大きかったキッチンを中心にプランを考えていきましたが、望み通りのキッチンを実現していただいた松岡製作所さんと、コーディネーターの佐々木さんのおかげで、素敵なリノベーションをやり遂げることができました。

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