中古不動産購入+
リノベーション体験談Renovation experience story

何を重視するかで、取得すべき不動産が決まる

私の「中古住宅購入+リノベーション」の体験談をお話します。
私は、2年ほど前から中古マンションを探していました。
仕事柄、たくさんの家を見てきて、自分が住むならどんな家がいいだろうと考えていました。

家の取得の仕方には、「新築戸建て」「新築マンション」「中古戸建て」「中古マンション」「賃貸」とあります。
すべてを見てきましたが、結果的に「中古マンション」に絞りました。理由は「立地」を重視したからです。
マンションの場合はやはり「立地」を重視する人が多いようです。交通の便がいい、買い物が近い、病院が近い、仕事場が近いなど。
また、将来的に売却や賃貸に回すことも視野に入れている人が多いです。

私もその一人で、例え30年ローンを組んだとしても30年後はよくわかりません。
その時に売却しやすい、賃貸に回しやすいと考えるのがマンション派には多いようです。

私は、比較的便利な場所で探していたのですが、なかなか不動産が出ませんでした。人気が高いエリアほど不動産がなかなか出ないし、出てもすぐ売れたりします。
私も最初はピンポイントで○○町で探していたのですが、絞りすぎると不動産が出にくいので、ある程度広げました。

次に、新築マンションも見てみました。
ある新築マンションは、広島でもトップクラスのマンション販売会社の不動産でした。
新築マンションは予算がかかりますが、きれいですし、安心感もあります。
探しているエリアで建築中のモデルルームに入ってみました。エントランスは豪華で部屋もきれいです。でも、何かが違いました。そうです・・・・・・。
ワクワクしないのです。
入った瞬間は、「わ~、きれい!」と誰もが思います。
しかし、それは「きれい」なのであって、自分が本当に「したい生活」とは違うのです。

古い不動産が秘めるリノベーションの可能性

その後も、何件か新築マンションを見ましたが、やはりワクワクするような不動産には出会えず、改めて中古マンションに絞って探しました。
時には、「ここだ!」と思う不動産を見つけすぐに見に行ったのですが、タッチの差で他の人に買われたこともありました。

探し始めて1年以上経って、だんだん気持ちも薄れてきそうになったある日、新聞で見た広告の中に小さな不動産を見つけました。
築26年と古いけれど予算の範囲なので見るだけ見てみようと行ってみました。

不動産業者と待ち合わせて、入ってみたのですが、入居中で高齢のご夫婦と犬や猫などペットが3匹でてきました。
壁を犬が引っ掻いたり、猫が窓におしっこかけていたりと、普通の人が見たら第一印象がよくないので買わないかもしれない不動産です。

ただ、私はリフォームの仕事をずっとしていますので、どんなに古い不動産でも、汚れた不動産でもマンションは「見違えるように変わる」のをよく知っています。
この現状からそれがイメージできました。

ロケーションは良いとは言えませんが、自分たちのいる空間で快適にしようと思い、買い付けを出すことにしました。
売主は事情があって売り出したので、価格交渉もOKが出て無事に購入することができました。
その後は、プランを作り、図面を急いで描いたのですが、ここに結構時間がかかりました。
なぜなら、こだわりが出たからです。私以上に妻のこだわりが出ました。

「キッチンは、こんなイメージにしたい」「家電収納やパントリーは作り付けで・・・・・・」
「かわいい照明がいい」

私はといえば、
「リビングには、大きなテレビとソファーが欲しい」「本棚を作ってほしい」
妻と比べればかわいいものです。

体験して分かった、プランニングの難しさ

夫婦の「したい生活」をどんどん出してそれを調整していきます。
本来なら、探している1年の間にプランを作っておけばよかったのですが、私も仕事にかまけて身が入っていませんでした。妻からは「人の家は一所懸命なのに自分の家は後回しなんだから・・・・・・」と怒られています。
結構、そんなものじゃないですかね・・・・・・。

図面が完成すればすぐに着工です。仕事柄、リフォームには慣れているのですが、自分でやってみて改めて感じました。
「リフォームって、難しい・・・・・・。」

工場のように、同じ製品をいくつも作っているのなら問題はないのですが、全てが完全オーダーメイドであり、作っている現場も違います。
初めてのことをやろうとしたらそれは難しいものです。
特に、マンションは集合住宅なので制約も多いです。

しかし、職人さんやスタッフのチームワークのおかげで、約2ヶ月はかかったものの無事に完工し、何とか引き渡しは間に合い、引越しも連休ぎりぎりに終えました。
連休中は片付けに明け暮れましたが、おかげさまでその後は快適に暮らしています。

リノベーションは“したい生活”をかなえる手段

見学会も開催しましたが概ね好評で、特に40代以上の方には共感していただいた方が多かったのではないでしょか。
見学会でありながら、個人的にお友達のようになった方もいます。仕事抜きで遊びに来てもらったりもしています。

「家」は元々はその家族が快適に暮らしやすいためのものでしょうが、友人知人が集まる家もまた楽しいものです。
私たちは単なる「箱」としての家が欲しいわけではなりません。自たちの「したい生活」を実現するための「家」を持つために、「中古住宅購入+リノベーション」という方法は振り返ってみるととても良かったような気がします。

私たちの「中古住宅購入+リノベーション」生活も始まったばかりです。リノベーションが終わるだけでは完成ではありません。
そこに家族が住み、好きなインテリアや自分たちの暮らしが一つひとつ重ねられ、徐々に完成されていきます。

私たちが「したい生活」を少しずつ完成されていきたいと思います。

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