実家を売却する手順を完全解説!

  親が住んでいた実家をどうするべきか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。相続したものの使う予定がない、空き家のまま維持するのが負担になっている、遠方に住んでいて管理が難しいなど、実家の扱いに困るケースは少なくありません。そのようなときに選択肢となるのが「実家の売却」です。 

 ただし、実家の売却は一般的な住み替えとは異なり、相続や名義、荷物の整理、税金などが関係することも多く、何から始めればよいのか分からない方も多いでしょう。売却の進め方を知らないまま動いてしまうと、思ったより安く売れてしまったり、手続きでつまずいたりすることもあります。 

 この記事では、実家を売却するタイミング、売却方法、基本的な流れ、かかる税金や諸経費まで分かりやすく解説します。これから実家の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。 


■ 実家を売却するタイミング 

 実家を売却する際は、「いつ売るか」がとても重要です。タイミングによって、売れやすさや売却価格、手続きのしやすさが変わるためです。 

 まず意識したいのが、空き家になってから早めに検討することです。実家を長期間放置すると、建物の傷みが進みやすくなります。人が住まなくなった家は換気や通水の機会が減り、湿気やカビ、設備不良などが発生しやすくなるためです。建物の状態が悪化すれば、その分だけ買主の印象も悪くなり、売却価格に影響する可能性があります。 

 また、固定資産税や草刈り、修繕費など、維持管理の負担が続く点も見逃せません。遠方に住んでいる場合は、定期的な見回りだけでも大きな手間になります。今後住む予定がないのであれば、早めに売却を検討したほうが負担を抑えやすくなります。 

 相続した実家を売却する場合は、相続登記の完了時期もポイントになります。名義が亡くなった親のままでは原則として売却できないため、まずは相続人を確認し、必要な手続きを進める必要があります。相続人が複数いる場合は、売却の意思や分配方法について早めに話し合っておくことが大切です。時間が経つほど意見がまとまりにくくなることもあるため、相続発生後はできるだけ早く方向性を決めたいところです。 

 さらに、不動産市況もタイミングに影響します。築年数が浅いうちや、需要のあるエリアでは比較的有利に売却しやすい傾向があります。反対に、築年数がさらに経過すると建物の価値が下がり、土地としての評価が中心になることもあります。実家の状態や立地を踏まえ、売り時を見極めることが重要です。 


■ 実家の売却方法 

 実家の売却方法にはいくつか種類があり、状況に応じて選ぶことが大切です。代表的なのは「仲介」と「買取」です。 

 仲介は、不動産会社に買主探しを依頼して売却する方法です。市場に出して購入希望者を募るため、条件が合えば比較的高く売れる可能性があります。時間をかけてでも少しでも高く売りたい方には向いている方法といえるでしょう。一方で、買主が見つかるまで時間がかかることがあり、売却時期が読みにくい点には注意が必要です。 

 買取は、不動産会社が直接物件を買い取る方法です。仲介に比べると売却価格は低くなる傾向がありますが、短期間で売却しやすく、手続きもスムーズに進みやすいという特徴があります。できるだけ早く現金化したい、室内に傷みが多い、近隣に知られず売りたいといった場合には適した方法です。 

 また、実家の状態によっては「古家付き土地」として売るか、「更地」にして売るかを検討することもあります。建物の老朽化が進んでいる場合は、解体して更地にしたほうが買主が見つかりやすいケースもあります。ただし、解体には費用がかかるため、先に不動産会社へ相談し、どちらが有利かを見極めることが重要です。 

 高く売るためには、最初から1社だけで決めず、実家の売却に強い不動産会社へ相談することがポイントです。地域の相場や需要を理解している会社であれば、売り出し方や価格設定について適切な提案を受けやすくなります。 


■ 実家を売却する基本的な流れ 

 実家を売却する際は、全体の流れを把握しておくとスムーズに進めやすくなります。基本的には次のような手順で進みます。 

 まずは、実家の権利関係を確認します。登記簿を見て名義人が誰なのかを確認し、相続した物件であれば相続登記を済ませます。共有名義になっている場合は、全員の同意が必要になるため、早めの確認が大切です。 

 次に、不動産会社へ査定を依頼します。査定では、立地や築年数、土地の広さ、建物の状態、周辺相場などをもとに売却価格の目安が提示されます。このとき、査定額の高さだけで判断するのではなく、販売戦略や地域での実績、担当者の対応も見て会社を選びたいところです。 

 査定内容に納得したら、不動産会社と媒介契約を結びます。その後、売り出し価格を決めて販売活動を開始します。インターネットへの掲載、チラシ配布、既存顧客への紹介などを通じて買主を探していく流れです。 

 購入希望者が現れたら、条件交渉に入ります。価格だけでなく、引き渡し時期や残置物の扱いなども調整ポイントになります。条件がまとまったら売買契約を締結し、手付金を受け取ります。 

 その後、引き渡しに向けて荷物の整理や必要書類の準備を進めます。実家の売却では、家具や家財が多く残っていることも多いため、早めに片付けの計画を立てておくと安心です。場合によっては不用品回収や遺品整理の業者を活用する方法もあります。 

 最後に、残代金の受け取りと所有権移転、物件の引き渡しを行えば売却完了です。売却後には確定申告が必要になる場合もあるため、取引が終わった後の手続きまで意識しておくことが大切です。 


■ 実家を売却する際にかかる税金や諸経費 

 実家の売却では、売却価格がそのまま手元に残るわけではありません。税金や諸経費がかかるため、事前に把握しておくことが大切です。 

 代表的な費用のひとつが仲介手数料です。仲介で売却する場合、不動産会社へ成功報酬として支払う費用が発生します。売買価格に応じて上限が決まっているため、あらかじめ確認しておくと資金計画が立てやすくなります。 

 次に、印紙税がかかります。これは売買契約書に貼付する印紙代で、契約金額に応じて金額が変わります。さらに、住宅ローンが残っている物件では抵当権抹消費用が必要になることもあります。 

 相続した実家を売却する場合に特に気をつけたいのが譲渡所得税です。売却によって利益が出た場合、その利益に対して所得税や住民税がかかる可能性があります。ここでいう利益とは、単純に売却価格そのものではなく、「売却価格-取得費-譲渡費用」で計算される譲渡所得のことです。 

 ただし、一定の条件を満たせば特例を利用できる場合もあります。たとえば、相続した空き家の売却に関する特例や、居住用財産に関する特例などが適用できるケースがあります。適用要件は細かいため、実家の売却を進める際は不動産会社や税理士などに確認しながら進めることが重要です。 

 また、建物を解体してから売る場合は解体費用、測量が必要な場合は測量費、室内の荷物撤去やクリーニング費用などが発生することもあります。実家の売却は想像以上に費用がかかることもあるため、「いくらで売れるか」だけでなく「最終的にいくら残るか」を考えておくことが大切です。 

 高く売るコツとしては、相場に合った価格設定を行うこと、室内外の印象を整えること、地域事情に詳しい不動産会社へ依頼することが挙げられます。高すぎる価格設定は売れ残りにつながり、結果的に値下げが必要になることも多いため、適正価格で売り出し、反響を見ながら調整することが成功のポイントです。 


■ 中古住宅の売却に関するご相談ならマエダハウジング不動産へ 

 実家の売却は、単に家を手放すだけではなく、相続や税金、片付け、今後の活用方法まで関わる重要な判断です。特に、長年住んだ実家であれば思い入れも深く、何から始めればよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。 

 だからこそ、実家の売却は地域事情に詳しい不動産会社へ相談することが大切です。エリアごとの需要や売れやすい条件を把握している会社であれば、より適切な売却方法を提案しやすくなります。仲介でじっくり売るべきか、買取も視野に入れるべきか、解体したほうがよいかなど、物件ごとに最適な方法は異なります。 

 マエダハウジング不動産では、広島エリアの中古住宅売却のご相談を承っております。実家の売却について不安がある方、相続した空き家をどうするべきか迷っている方、できるだけ高く売りたい方も、まずはお気軽にご相談ください。物件の状況やご事情を丁寧に伺いながら、納得のいく売却方法をご提案いたします。 

 実家を売却するなら、早めの情報収集と相談が成功への第一歩です。広島で実家の売却を検討している方は、ぜひマエダハウジング不動産へご相談ください。