中古住宅売却の査定方法とは？ 

高く売るために知っておくべきポイントを解説 

　中古住宅を売却する際に、まず最初に行うべきなのが「査定」です。査定とは、物件の現在の市場価値を知るための重要なステップであり、適正価格での売却を成功させるためには欠かせません。この記事では、「中古住宅」「売却」「査定方法」に関する基本的な知識と、高く売るために知っておきたいポイントを解説します。 

■中古住宅の売却査定の種類 

　中古住宅の査定方法には、大きく分けて以下の2種類があります。 

1.机上査定（簡易査定）

　過去の成約事例や周辺相場、土地の面積や築年数など、限られた情報をもとに算出される査定方法です。実際に物件を訪問することなく、スピーディに結果が出るため、「とりあえず目安が知りたい」という方に向いています。 

　ただし、現地の状態（リフォーム履歴や管理状況、日当たりなど）が反映されないため、正確性には限界があります。 

2.訪問査定（詳細査定）

　不動産会社の担当者が実際に物件を訪問し、建物の劣化具合や内装、設備の状態、周辺環境なども含めて査定する方法です。 
　 

　売却価格を具体的に検討する際には、この訪問査定が推奨されます。机上査定よりも正確な価格がわかるため、実際の売却活動に移る前に必ず行うようにしましょう。 

■中古住宅の査定価格に影響する要素 

　査定結果には、以下のようなさまざまな要素が関係します。 

1.立地条件

　駅までの距離、周辺の生活環境（学校・スーパー・病院など）、治安、再開発の有無など、立地は査定額に大きな影響を与えます。 

2.建物の状態・築年数

　築年数が浅いほど高く評価される傾向にありますが、定期的なメンテナンスやリフォームがされている場合は、築年数が経過していても評価が上がることもあります。 

3.間取りや広さ

　家族構成やライフスタイルに合った間取り（例：3LDK以上など）は人気があり、査定額にプラスになることがあります。狭すぎる・使いにくい間取りはマイナス評価になりやすいため注意が必要です。 

4.市場動向

　不動産市場は常に変動しており、時期によって同じ物件でも評価額が異なることがあります。例えば、需要が高まる春先などは査定額が高く出やすくなります。 

■中古住宅の査定を依頼する際の注意点 

　中古住宅の査定を依頼する際には、以下の点に注意するとスムーズに進められます。 

1.複数社に査定を依頼する

　不動産会社によって査定の根拠や方針が異なるため、1社だけで判断するのは危険です。3社程度に査定を依頼し、価格の根拠や説明のわかりやすさを比較しましょう。 

2.査定価格だけで業者を選ばない

　最も高い査定額を提示した業者が、必ずしも信頼できるとは限りません。中には「媒介契約」を取るために、相場よりも高めの金額を提示するケースもあるため、注意が必要です。 

3.事前に必要書類を揃えておく

　登記簿謄本や固定資産税の納付書、建築確認済証、図面、リフォーム履歴など、査定時に必要になる資料を事前に準備しておくとスムーズです。 

4.売却目的を明確にする

　「いつまでに売りたいのか」「なるべく高く売りたいのか」「住み替えの予定があるのか」など、売主としての希望条件を明確に伝えることも大切です。査定額だけでなく、売却戦略にも影響します。 

■中古住宅の売却に関するご相談はマエダハウジング不動産へ 

　中古住宅の売却は、大きな金額が動く人生の大きな節目の一つです。後悔のない取引を行うためには、正確な査定と信頼できるパートナー選びが欠かせません。 

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