No6. 中古瑕疵保険の手続き改定「検査後」の申込み可能に

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No.6 【中古瑕疵保険の手続き改定「検査後」の申込み可能に】

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┃News┃中古瑕疵保険の手続き改定「検査後」の申込み可能に
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個人間売買用の中古瑕疵保険に加入する際は
保険を申し込んだ後に現況検査を受け
適合であれば保険証券が発行されるのが従来の流れ。

改定後はこれに加えて
「保険の申し込み前に実施したインスペクション」
を、保険加入に必要な現況検査として活用する方法が可能になった。

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┃Q&A┃中古住宅の「瑕疵」(かし)保険について
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∪・ω・∪ 。o O 中古住宅の「瑕疵」(かし)って、そもそも何?

瑕疵とは「見えない部分」の欠陥のことです。
例えば

・家の床下の木材が腐っていた
・屋根が欠けてちょっとだけ雨漏りがしていた
・タンスで隠れていた壁にカビがびっしり生えていた

というようなことです。

∪・ω・∪ 。o O 「瑕疵」(かし)があったら当然直してもらえるよね?

売主さんが「知ってて隠していた」場合は別ですが
ほとんどの場合、直してもらえません。

「瑕疵」は目に見えない部分の欠陥ですので
「売主さんも知らなかった」
ということが多いのです。

ですので、契約内容にもよりますが
ほとんどの場合、売主さんの責任を問うことは出来ません。

だからこそ、中古物件を買うときには
建物に詳しい不動産屋さんに、しっかり家を見てもらい
物件によっては、さらに建築士さんにも調査してもらい
買うべきなのです。

∪XωX∪。o O それでも100%じゃないよね!?何か方法はないの?

当然、それでも見抜けない「瑕疵」は有ります。
家を壊したり、キズつけたりする調査を行うことはできませんので
あくまで「目視」中心の検査になるからです。

そんな万が一の「瑕疵」に備える保険が
「中古瑕疵保険」
なのです。

「中古瑕疵保険」
とは

1.保険加入
2.ホームインスペクション(中古住宅の調査 約半日かけて行う)
3.その結果、必要なら修理作業

を行ったうえで

「ある程度しっかりした建物です」

ということが確認された建物に、付加できる保険です。
この保険に加入していれば中古住宅でも購入後1年~3年程度は

・もし雨漏りしたら
・もし柱が腐食していたら
・もし排水管が壊れたりしたら

保険で修復費用をまかなうことができます。
ですので、買主さんとしては安心なのですが・・・

実際は、保険金やホームインスペクション代金等
費用がかかってしまうことなので
加入する売主さんが少ないのが現実です。
(買う人が保険に入ることは出来ません。
 あくまで売る人が入らなければいけないのです)

この加入率を上げるための改善策の一つが今回の改定です。

これまでは
・保険加入→ホームインスペクション
 という流れしか認められなかったのが
・ホームインスペクション→保険加入
という流れが認められるようになったので

「とりあえずホームインスペクションだけでもしてみましょう」

ということが可能になり、結果

「ホームインスペクション済」

の家が増えてくるのではないかと思います。

「ホームインスペクション済」

の家が増えればそれだけでだいぶ安心感は増えますし

「売主さんに交渉して買う前に保険に入ってもらう」

ということも容易になります。

・中古住宅を買うのは、不安だから嫌

という方も多いと思いますが
その不安を解消する方法は

・建物チェック
・建築士チェック
・保険

等々沢山あります。

是非ご相談下さいませ。