中古マンションの登記費用はいくら?

中古マンションを購入する際、「登記費用がどのくらいかかるのか?」という不安を抱える方は多いのではないでしょうか。住宅ローンや仲介手数料などと並び、登記に関する費用は見落としがちですが、意外と高額になることもあります。
この記事では、中古マンション購入時にかかる登記費用の相場、具体的な金額のシミュレーション、そして登記費用をできるだけ安く抑える方法までをわかりやすく解説します。
■中古マンションの登記費用の相場
登記費用とは、不動産の所有権や抵当権などの情報を法務局に登録するために必要な費用のことです。中古マンション購入時には、主に以下の登記が必要となります。
- 所有権移転登記(売主から買主へ名義変更)
- 抵当権設定登記(住宅ローンを利用する場合)
- 住所変更登記(登記上の住所と現住所が異なる場合)
それぞれに対して以下の費用がかかります。
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登記内容 |
費用の目安(概算) |
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登録免許税(所有権移転) |
固定資産税評価額×2.0% |
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登録免許税(抵当権設定) |
借入金額×0.4% |
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司法書士報酬 |
5万円〜10万円程度(案件により異なる) |
たとえば、固定資産税評価額が1,500万円の中古マンションを現金購入した場合、
所有権移転登記の登録免許税は約30万円が目安となります。
住宅ローンを組む場合は、さらに抵当権設定登記も必要で、 3,000万円の借入なら登録免税は約12万円となります。
司法書士への依頼も必須ですので、登記費用の総額としては10万円〜50万円前後を想定しておくと良いでしょう。
■中古マンション購入時の登記費用のシミュレーション
実際のケースを想定して、登記費用のシミュレーションをしてみましょう。
ケース1:現金購入(固定資産税評価額1,800万円)
- 所有権移転登記の登録免許税:1,800万円 × 2.0% = 36万円
- 司法書士報酬:8万円(想定)
- 合計:約44万円
ケース2:住宅ローン利用(借入額2,500万円・評価額1,500万円)
- 所有権移転登記:1,500万円 × 2.0% = 30万円
- 抵当権設定登記:2,500万円 × 0.4% = 10万円
- 司法書士報酬:10万円(抵当権設定含む)
- 合計:約50万円
また、登記の際には「登記情報提供サービス」や郵送費、印紙代などの細かい実費が別途かかることもあります。購入前に司法書士から事前見積もりを取っておくことが大切です。
■中古マンションの登記費用を安く抑える方法
登記費用は一定のルールに従って決まりますが、工夫次第でコストを抑えることも可能です。以下に代表的な方法を紹介します。
① 登録免許税の軽減措置を活用する
中古マンション購入時でも、一定の条件を満たせば登録免許税の軽減措置を受けられる場合があります。
主なもので言えば、
- 昭和57年1月1日以降に建築、若しくは新耐震基準に適合することが証明されたもの又は既存住宅売買瑕疵担保責任保険に加入しているもの
- 住宅の床面積が50㎡以上
- 買主が個人で、自ら居住するための購入であること
などの条件を満たすと、登録免許税が2.0% → 0.3%に軽減されるケースがあります。
※他にも細かい条件がありますので詳細は司法書士に確認が必要となります。
② ローン契約前に金融機関と交渉
金融機関によっては、提携司法書士を利用することが融資条件になる場合がありますが、事前に相談すれば外部の司法書士を利用できる場合もあります。
また、ローン契約に伴う登記費用の一部を金融機関が負担するキャンペーンを実施していることもあるため、しっかり情報収集しましょう。
■中古住宅の購入に関するご相談はマエダハウジング不動産へ
登記費用は、中古マンション購入時の大切なコストのひとつです。「思ったより高かった」とならないよう、事前にしっかりと内訳を把握し、信頼できる専門家に相談することが重要です。
マエダハウジング不動産では、広島に密着した経験豊富なスタッフが、物件探しから登記、住宅ローン、リフォームに至るまでワンストップでサポートいたします。
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