シロアリ被害のある家の売却
■シロアリ被害のある家は売れるのか?
シロアリ被害がある家は、「売れないのでは?」と心配される方が多いですが、結論から言えば売却は可能です。ただし、被害の程度や買主の心理、販売方法によって売却価格やスピードは大きく変わります。
シロアリは木造住宅に深刻な被害を与える害虫で、柱や土台など構造部分を食害します。被害が進むと耐震性が低下し、安全性にも影響します。そのため、購入希望者は慎重になり、相場より価格が下がる傾向があります。
しかし、近年はリノベーションや建て替えを前提に購入する層も増えており、「被害を承知の上で、価格次第で購入する」ケースもあります。また、広島市中心部や人気エリアでは、建物よりも土地価値を重視して購入されることも多く、売却の可能性は十分あります。
■シロアリ被害の家を売却する前に確認すべきこと
1.被害の程度を調査
専門業者による調査で、被害箇所・範囲・進行度を把握します。外見上は軽度でも、内部で進行しているケースもあります。
2.修繕履歴・予防履歴の確認
過去に駆除や防蟻処理を行っていれば、証明書や報告書を用意します。買主への安心材料になります。
3.修繕するか、そのまま売るか判断
軽度なら修繕で価格アップが見込めますが、被害が大きければ現状販売も選択肢です。
4.告知義務の理解
シロアリ被害は重要事項に該当し、売主は告知義務があります。隠して売却すると、契約不適合責任を問われる可能性があります。
■シロアリ被害のある家を売却する方法
1.修繕してから売却
駆除と補修を行い、被害をなくして売却します。
メリット:価格が上がりやすく、売れやすい
デメリット:費用がかかる
2.現状のまま売却
「現状有姿」で販売します。解体・建て替え前提の買主や土地目的の購入者に適しています。土地需要が高いエリアでは有効です。
3.買取業者に売却
不動産会社や専門業者に直接買い取ってもらう方法です。
メリット:早期売却・現金化が可能
デメリット:価格は仲介より低くなる傾向
■シロアリ被害ありのまま家を売却する場合の注意点
・被害の事実を必ず告知する
・価格を市場相場より低めに設定する
・リノベーション層や土地購入層をターゲットにする
・契約不適合責任を免責とする特約を検討する
■広島のシロアリ被害事例
事例①:安芸郡海田町・築35年木造戸建
床下の土台が一部食害され、洗面所の床が沈む状態。調査で被害が広範囲と判明。
結果的に建物価値は評価されず、土地として販売。相場より10%低い価格設定でしたが、1か月で成約。
事例②:広島市安佐南区・築20年戸建
庭からの侵入でリビングの床下に被害。駆除+被害部分の補修を実施し、防蟻保証書を提示。「シロアリ対策済み」の安心感から、相場に近い価格で売却成功。
■売却成功ストーリー
「シロアリ被害があっても、条件次第で早期成約に」
広島市佐伯区の築28年戸建。売主様は被害を知って不安でしたが、マエダハウジング不動産で調査・見積を実施。
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修繕せず、土地需要の高さを活かして現状販売。
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購入者は建て替え予定のご家族で、契約からわずか2週間で成約しました。
■中古住宅の売却に関するご相談はマエダハウジング不動産へ
シロアリ被害のある家は、戦略次第で売却可能です。マエダハウジング不動産では、広島市・安芸郡・廿日市市・東広島市を中心に、シロアリ被害物件の売却事例も多数。
無料査定からシロアリ調査、修繕提案、販売戦略まで一括サポートします。お悩みの方はぜひご相談ください。