中古住宅購入・リノベーションで後悔したくない人へ!失敗例と成功させる秘訣を紹介

マイホームを手にする手段として、中古住宅購入や購入した中古住宅をリフォーム・リノベーションするのもおすすめです。築年数や物件の状態によっては、短期間で入居できる、安価で購入できるといった、さまざまなメリットがあります。しかし中には、中古住宅購入で「後悔している…」「失敗した!」という声も…。そこで今回は実際の失敗例を参考に、中古住宅購入前にやっておくべきことをまとめました。

「中古住宅を買わなきゃ良かった!」購入の失敗例

中古住宅購入・リノベーションで後悔したくない人へ!失敗例と成功させる秘訣を紹介

一般的に中古住宅とは、すでに人が住んだことのある住宅を指します。中古住宅の購入に満足している方も数多くいますが、購入後に予想外の事態が発生し、頭を悩ませている方もいるのが現実です。そこで、よく耳にする失敗例を5つご紹介しましょう。

リフォーム・リノベーション費用が高くついた

費用を安く抑えることを目的とし、新築住宅ではなく、リフォームやリノベーションをすることを前提に中古住宅を購入。そして、改修する段階で、屋根や基礎などに想定外の補修工事が必要であることが分かり、費用がかさんでしまったという失敗談です。
中古住宅の場合、表面上、問題がないように見えても、リノベーションの作業中に補修が必要な箇所が見つかり、想定外の費用が発生するケースもあります。

耐震性能が不十分だった

築年数の古い中古住宅を購入したあとに、耐震性能が不十分であることが判明したケース。耐震基準を定める建築基準法は、住宅により高い耐震性能を求める内容へと定期的に改正されてきました。そのため、法改正前に建築された中古住宅は、現時点で建築された住宅に比べ、耐震性が低い場合があります。

シロアリ被害や雨漏りなどの欠陥が見つかった

中古住宅を購入後、天井に小さなシミがあることに気付き、初めて屋根裏を見たところ大規模な雨漏りを発見。そこでプロの業者に調べてもらうと、雨漏りが原因でシロアリが発生していることまで判明したというケース。
実は、目視できる状態の雨漏りは、発生してからすでに1~2年が経過している場合が多いといわれています。また、シロアリは湿った木材を好むため、雨漏りの状態が続くと、シロアリを呼び寄せてしまうこともあるようです。

周囲の環境が不便だった

購入した住宅自体には不満はないものの、生活してみて周辺環境の不便さに気付いたというケース。不便に感じるポイントの例を挙げると、公共機関の乗り場や金融機関、スーパーやコンビニが周辺にない、もしくはそのスポットまでの距離が遠いなど。このような失敗をした方の中には、間取りや販売価格が希望に近い中古住宅が見つかり、慌てて購入してしまったという声も聞かれます。

ライフスタイルに合わない家だった

立地や販売価格に惹かれて中古住宅を購入したものの、ライフスタイルに合っておらず生活に支障をきたしている、適切な管理ができず困っているという失敗例もあります。具体的には、テレワークで在宅勤務しているにも関わらず仕事部屋がない、共働きでプライベートな時間がなかなか作れないにも関わらず、広い庭があり手入れが行き届かないなどです。

中古住宅購入やリフォームで悩む前に!中古住宅購入を成功させる秘訣は?

中古住宅購入・リノベーションで後悔したくない人へ!失敗例と成功させる秘訣を紹介

中古住宅購入に失敗しないためのポイントを4つご紹介します。「買わなきゃ良かった…」と後悔したくない方は要チェックです。

ホームインスペクション(住宅診断)を受ける

ホームインスペクションとは、住宅診断士(ホームインスペクター)が第三者の立場かつプロの目線で、住宅の不具合の有無や劣化状況などを調査すること。現状だけでなく、将来的に改修が必要になる箇所やその時期などのアドバイスがもらえるのも特徴です。

事前に売り手側がホームインスペクションを実施している場合もありますが、未実施であれば購入を決める前にホームインスペクションを行うことをおすすめします。この場合、実施費用は基本的に買い手負担となりますが、住宅購入前に不具合の有無を調べることができ、購入の是非を検討できるのは大きなメリットですよね。

なお、当社「マエダハウジング不動産」には、日本ホームインスペクターズ協会認定のホームインスペクターが在籍しています。気になる方はお気軽にお問合せください。

耐震診断を受ける

耐震診断とは、旧耐震基準で設計され耐震性能を有していない建物について、現行の構造基準で耐震性を調査し、判断すること。耐震診断資格者と呼ばれる専門資格を持つ建築士によって実施されます。
購入前に耐震診断を受けることにより、築年数の古い中古住宅でも安心して生活できるのが魅力。もし、耐震リフォームしないと住めない状態であると判断されれば、リフォームにかかる費用や期間なども考慮したうえで購入の是非を検討できるのもおすすめポイントです。

既存住宅売買瑕疵保険に加入しているか確認する

既存住宅売買瑕疵(かし)保険とは、中古住宅の検査と保証が組み合わさった保険制度のこと。売買が完了した中古住宅に不具合や欠陥が見つかった場合に、一定期間は売り主や販売業者によってその修繕費用などが補償されます。
補償対象は構造耐力上、主要な部分および雨水の侵入を防ぐ部分と制限はあるものの、中古住宅を検討するなら、既存住宅売買瑕疵保険に加入している売り主から購入するのが安心でしょう。

周辺環境を事前に確認する

購入前に周辺の環境を詳しくチェックすることがおすすめです。交通の利便性やショピング施設の有無を調べることはもちろん、住宅周辺の雰囲気を体感するため時間帯や曜日を変えて足を運んでみるといった工夫も大切。例えば、最寄りの公園が若者のたまり場になっている、近くに空き地があり、将来的に大きな建物が建つ可能性がありそう、といった書類上では分からないさまざまなことに気付けるでしょう。

事前の調査・診断・確認が中古住宅購入の成功の秘訣

中古住宅は、何らか事情や原因によって手放された、もしくは手放される住宅であることに違いありません。そのため間取りや価格が理想的な中古住宅に出会えたとしても、まずはその物件について詳しく調べることから始めてみましょう。表面的には判断できない問題や欠陥がある場合もあるため、プロに調査や診断を依頼することもおすすめです。広島で中古住宅購入を検討している方は、お気軽にマエダハウジング不動産へお問合せください。