No19. 土地の所有者不明問題に直面!?

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No.19 【土地の所有者不明問題に直面!?】

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┃News┃土地の所有者不明問題に直面!?
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┃Q&A ┃Q&A「所有者」を「100%保障」できる?
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―所有者不明土地問題研究会は6月26日に研究に関する中間整理を行い、全国での土地の所有者不明率は約20%にのぼるとした。これは九州の土地面積とほぼ等しい-

私の所属する東広島でさえ、よく直面する問題。それが、「所有者不明問題」です。
みなさん、たとえばご自宅の隣地所有者を知りたい場合、どうしますか?ご近所の人に聞く、その隣地に「いる」人に聞く、法務局で登記簿を調べる。方法は色々ありますが、実は、所有者を100%確実に特定する方法はありません。
「登記簿みれば確実でしょ?」
「国は把握してるんでしょ?」
「権利書持ってたら所有者でしょ?」
と思われがちですが、日本の制度上、単体で、所有者を「100%保証」してくれるものは存在しません。
例えば、国が把握しているのは「固定資産税を払う人」であって、「所有者」とは限りません。
さらに、「登記簿」の更新は、基本的には、個人の自由です。
ですので、「明治時代から更新されていない」という登記簿もかなりあります。「所有者」というのは、これほど、曖昧なのです。 だからこそ、我々不動産業者が関わる案件でさえ「所有者間違え」によるトラブルは頻発していますし、もっとも神経を使うポイントでもあります。
もし、「所有者」を名乗る人が現れたときには・・・「所有者」と何らかのやり取りをするときには・・・十分ご注意下さい。