中古住宅の契約後トラブル事例5選!

中古住宅は「現況ありき」で取引されることも多く、引き渡し後に思わぬ不具合が見つかるケースが少なくありません。しかも契約後のトラブルは、感情面の負担だけでなく、修繕費・引っ越し計画・住宅ローン手続きにも影響します。
そこで本記事では、「中古住宅」「契約後」「トラブル」という検索でよく読まれるテーマに沿って、契約後に起こりやすい事例5選と、発覚した時の具体的な対処法、そして回避方法を分かりやすくまとめます。
■ 中古住宅の契約後に多いトラブル
トラブル事例1:雨漏り・漏水(引き渡し後に天井シミ、床の浮き)
よくある発覚タイミング
入居後の雨の日、天井のシミ・クロスの剥がれ・床のきしみ、給水管まわりの濡れで気づくことが多いです。
原因になりやすいポイント
🔵 屋根・外壁の劣化、ベランダ防水の破断
🔵 給排水管の老朽化、接続部の緩み
🔵 過去の補修が“応急処置止まり”だった
発覚した時の対処法
1. 写真・動画で証拠を確保(日付が残る形が理想)
2. 契約書・重要事項説明書・付帯設備表を確認(雨漏り歴の記載、設備保証の有無)
3. 売主・仲介会社へ早めに連絡(放置すると被害拡大=責任関係が複雑化)
4. 可能なら専門業者の調査報告書を取る(原因特定が交渉材料になる)
5. 契約内容により、補修請求/代金減額請求/契約解除などを検討
※中古住宅では、契約で「責任の範囲」「期間(例:引渡し後○か月)」「対象(雨漏りは対 象、 設備は対象外など)」が決まっていることが多いので、スピードが重要です。
トラブル事例2:シロアリ・腐朽・床下の劣化(住んでみたら床が沈む)
よくある発覚タイミング
床の沈み、建具の建付け不良、押入れのカビ臭、羽アリ発生で気づくケースがあります。
原因になりやすいポイント
🔵 床下換気不良、雨水の回り込み
🔵 過去の増改築で点検口がなく、確認しづらい
🔵 施工不良や防蟻処理の期限切れ
発覚した時の対処法
1. まずは床下点検(シロアリ業者・ホームインスペクター)で被害範囲を把握
2.「どこまでが構造に影響するか」「修繕費概算」を整理し、売主側へ通知
3. 既存住宅で利用できる場合は**既存住宅売買瑕疵保険(検査・保証)**の対象可否も確認
※シロアリは“生活の仕方”のせいにされやすい分、客観資料が交渉の鍵になります。
トラブル事例3:給湯器・エアコン・水回り設備の故障(使い始めたら動かない)
よくある発覚タイミング
入居直後に給湯器が点火しない、トイレの水が止まらない、換気扇が異音など。
原因になりやすいポイント
🔵 設備の耐用年数超過(給湯器10年目以降は要注意)
🔵 空き家期間が長く、作動確認が不十分
🔵「付帯設備は現状渡し」の特約
発覚した時の対処法
1. 付帯設備表に「有/無」「作動確認日」「不具合の申告」があるか確認
2. 引渡し前後での動作確認の範囲(売主負担の補修条件)が契約にあるかチェック
3. 設備保証がない場合、修理より交換が合理的なことも多いので、見積比較して最適化
※設備系は「対象外」になりがちなので、契約前の段階で“どこまで保証されるか”を固めるのが鉄則です。
トラブル事例4:境界・越境・面積の問題(塀が隣地に、測量が未了)
よくある発覚タイミング
引渡し後に近隣から指摘、建築や外構工事の段階で境界が曖昧だと判明することがあります。
原因になりやすいポイント
🔵 古い分譲地で境界標が見当たらない
🔵 ブロック塀・樹木・雨樋が越境している
🔵 契約時に「確定測量なし」「公簿売買」になっている
発覚した時の対処法
1. 重要事項説明書の境界説明(確定測量の有無)を確認
2. 土地家屋調査士へ相談し、現況測量/確定測量の必要性を判断
3. 越境は、状況により覚書(将来是正)で落とす場合もある
4. これから建替え・増築予定なら、境界未確定はリスクが大きいので早めに整理
※境界は“感情”が絡みやすく長期化しがち。第三者(調査士・仲介会社)を入れて冷静に進めるのが近道です。
トラブル事例5:告知事項・近隣トラブル(聞いていた話と違う)
よくある発覚タイミング
夜間の騒音、異臭、迷惑駐車、近隣住民との関係、または過去の出来事(心理的瑕疵に関する話)を後から知るケース。
原因になりやすいポイント
🔵 住んでみないと分からない生活音・交通量
🔵 売主が把握していない(または重要と認識していない)
🔵 説明の範囲が曖昧で、認識違いが起きる
発覚した時の対処法
1. 「いつ・どこで・何が起きたか」を記録し、仲介会社へ相談
2. 告知事項に関わる可能性がある場合、契約書と説明内容を整理して専門家判断へ
3. 近隣トラブルは“法的に白黒”がつきにくいものもあるため、現実的な解決策(時間帯対策、防音、自治会確認、駐車ルール整理)も並行して検討
※告知の判断はケースバイケース。だからこそ契約前に「気になる点は質問し、回答を記録に残す」ことが重要です。
■ 中古住宅契約後のトラブル回避方法
契約後トラブルをゼロにするのは難しくても、「起きる確率」と「起きた時のダメージ」は下げられます。ポイントは次の7つです。
1. ホームインスペクション(建物状況調査)を入れる
雨漏り痕、傾き、床下、屋根裏の兆候確認で“地雷”を踏みにくくなります。
2. 付帯設備表・物件状況報告書を読み込み、口頭説明で終わらせない
「聞いてない」を防ぐには、書面での確認が最強です。
3. 契約不適合責任(責任の範囲・期間)を具体化する
“何が対象で、いつまで、どこまで売主が負担するか”を明確に。設備は特に要注意。
4. 境界・測量の方針を契約前に決める
将来の建替え・売却まで見据えるなら、確定測量の有無は大きな差になります。
5. 引渡し前の最終確認(立会い)を丁寧に行う
通水、給湯、換気扇、建具、雨樋、外壁のクラックなど“動作・現況”をチェック。
6. 既存住宅売買瑕疵保険の活用を検討する
条件が合えば、保証の安心材料になり、金融機関評価にもプラスになる場合があります。
7. 買った後にどう住むか」まで含めて資金計画を立てる
中古住宅は購入費だけでなく、修繕・交換費も現実に発生します。あらかじめ予備費を見込むと、トラブル時に強いです。
■ 中古住宅の購入に関するご相談はマエダハウジング不動産へ
中古住宅は、新築に比べて選択肢が広く、立地や価格のバランスも取りやすい一方で、「契約後トラブル」をどう避けるかが満足度を大きく左右します。大切なのは、契約前に“見えない部分”を可視化し、契約書で“責任の線引き”を明確にしておくこと。そして万一発覚した時は、証拠を押さえて早めに相談することです。
マエダハウジング不動産では、広島エリアでの中古住宅購入において、物件選びから資金計画、契約条件の整理、必要に応じた調査手配まで、トラブルを未然に防ぐためのサポートを行っています。
「この物件、契約して大丈夫?」「契約後に不具合が見つかったらどうなる?」など、不安があれば早めに相談ください。購入の判断がクリアになり、後悔のない住まい選びにつながります。


