中古マンション買うなら築何年?

「中古マンションを買うなら築何年がいい?」という疑問はとても多いです。結論から言うと、“築年数だけ”で正解は決まりません。同じ築20年でも、管理状態や修繕の進み具合で「安心して住める物件」にも「あとで出費が膨らむ物件」にもなります。
とはいえ、築年帯ごとの傾向を知っておくと、予算・暮らし方・資産価値の考え方に合わせて“狙い目”を絞りやすくなります。
■ 中古マンションを買うなら築何年がいいのか
築年数別に「向いている人」「メリット」「注意点」を整理すると、判断が一気にラクになります。

築15年前後は、中古マンションの中でも価格・設備・管理のバランスが取りやすいゾーンです。
メリット
① 新築プレミアム(新築直後の上乗せ価格)が落ち着き、中古として現実的な価格になりやすい
② 断熱・サッシ・床材・設備などが比較的“今の暮らし”に近い
③ 管理組合が機能している物件なら、修繕計画も回り始めていることが多い
注意点
① この時期は、給湯器・換気扇・食洗機など住戸内設備が少しずつ更新タイミングに入ります
② 物件によっては修繕積立金の増額フェーズに入り、月々の負担が上がっていくことも
「大きなリノベは考えていないけれど、なるべく綺麗で安心感も欲しい」という方に相性が良い築年帯です。

築20~25年は、エリアにもよりますが価格が落ち着きやすく、資産価値の見通しを立てやすいゾーンになりやすいです。
メリット
① 価格が“中古相場”として安定しやすく、買ってすぐに大きく目減りしにくい傾向
② 立地の良いマンションがこのゾーンに多く、「立地×管理」で選びやすい
③ 間取りや広さにゆとりがある物件も見つかりやすい
注意点(ここが分かれ目)
① 大規模修繕(外壁・屋上防水・共用部など)をすでに実施しているか/これからかで、負担感が変わります
② 玄関ドア、サッシ、給排水管(共用部含む)など“建物側の寿命”が話題に上がりやすい時期
③ 修繕積立金が不足気味の物件だと、将来の一時金徴収や大幅な値上げリスクも
築20~25年は、「管理状況の良し悪しが価格に反映されにくい」こともあります。だからこそ、チェック次第で“掘り出し物”にも“要注意物件”にもなりやすいゾーンです。

築30年超は、条件が合えば広さを確保しながら購入費用を抑えやすいゾーンです。リノベ前提で探す方も増えています。
メリット
① 同じエリアでも購入価格を抑えやすく、広い間取り・角部屋なども狙いやすい
② 室内を自分好みに作り変えられ、住み心地を大きく改善できる
③「立地は妥協したくないが新築は高い」という場合の現実解になりやすい
注意点
① 耐震性・管理状況・修繕積立金の健全性の重要度が一気に上がります
② 給排水管や電気容量、サッシ性能など、リノベだけでは解決しにくい“建物の素性”がある
③ 管理規約により、床材の遮音等級・水回り移動・窓/玄関ドアなどに制限がある場合も
築30年超は「安いから」で決めると失敗しやすい反面、“管理が良い”+“リノベで価値を上げられる”物件を選べれば満足度が高い選択肢になります。
■ 中古マンションを購入する際の築年数のポイント
築年数を見るときは、年式そのものよりも「建物の将来コスト」と「暮らしの快適性」に直結する項目を押さえるのがコツです。
1. 耐震性の考え方(築年だけで判断しない)
一般に耐震基準の考え方は重要ですが、マンションは個別事情も多く、築年だけで“安全/危険”を断定できません。耐震診断の有無、修繕履歴、管理状態まで含めて確認しましょう。
2.管理状態が最重要(築浅でも荒れる/築古でも優良)
中古マンションは、結局のところ管理組合が機能しているかが勝負です。共用部が綺麗、掲示物が整理されている、清掃が行き届いている——こうした“現場の状態”は強いサインになります。
3.修繕積立金・長期修繕計画は「未来の家計」
築年が進むほど修繕費は増えます。
・長期修繕計画があるか
・積立金残高と今後の増額予定
・大規模修繕の実施履歴と次回予定
ここを見ずに買うと、「月々の支払い+将来の負担」で後悔しがちです。
4.住戸内設備の更新タイミング
築10~20年を超えると、給湯器・浴室乾燥・キッチン機器などが更新期に入ることが多いです。リフォーム費用を“別枠”で見込むと判断がブレません。
5.リノベ前提なら「どこまで変えられるか」を先に確認
間取り変更・水回り移動・床の遮音規定など、マンションは制約があります。購入前に「やりたいことが管理規約上できるか」を確認すると失敗が減ります。
■ 中古マンション選びで後悔しないためのチェックリスト
内覧や購入検討時に、最低限ここは押さえておくと安心です。
建物・管理(最優先)
☑ 共用部(廊下、階段、ゴミ置き場、駐輪場)が清潔に保たれている
☑ 管理形態(管理会社の有無、巡回/常駐)と管理費の妥当性
☑ 長期修繕計画があり、内容が現実的
☑ 大規模修繕の履歴(実施時期・工事内容)と次回予定
☑ 修繕積立金の残高、滞納状況、将来の値上げ予定
住戸(暮らしのリアル)
☑ 日当たり・風通し・騒音(周辺道路、上階の足音など)
☑ 結露・カビ臭・水回りの劣化サイン
☑ 電気容量、コンセント位置、通信環境
☑ リフォーム履歴(いつ、どこを、どの程度)と工事品質
ルール・将来性
☑ 管理規約(ペット、楽器、民泊、リフォーム制限)
☑ 駐車場・駐輪場の空き状況と費用
☑ 周辺の再開発・用途地域・災害リスクの確認
☑ 将来売る可能性があるなら「立地」「管理」「適正な面積帯」を意識
このチェックリストを満たすほど、築年数が多少古くても“良い買い物”になりやすいです。
■ 中古住宅の購入に関するご相談ならマエダハウジング不動産へ
中古マンションは「築何年が正解か」よりも、その物件が“これから先も安心して住める状態か”を見極めることが大切です。さらに、購入後にリフォーム・リノベーションを検討するなら、購入前の段階で“できること/費用感/制約”をセットで確認しておくと失敗が激減します。
マエダハウジング不動産では、物件探しから資金計画、購入判断のポイント整理、リフォーム・リノベのご相談まで、まとめてサポート可能です。
「築年数で迷っている」「築古も気になるけど不安」「管理状態の見方が分からない」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。


