NO.56 住み替えの基本の「き」

人生には様々なことが起こります。また人により起こることは全て違ってきます。いつ?、どこで?、何が?。子供が生まれ家族が増えた。両親と同居することにした。転勤になった。転職した。子供をこの学校に通わせることにしたなど、既にマイホームを購入して安定した生活をしていても、そのマイホームから新たな生活スタイルに合わせて、新たなマイホームを探して住替えなくてはならない、住替えたいということになる方は非常に多いのが実情です。では住み替えを上手く進めていくための基本的な考え方や進め方をお伝えします。住み替えは人それぞれ理由や時期、現在の生活が違いますので、一番多い3つのパターンでお伝えします。

一つは、所有しているマイホームのローンも完済していて住み替えしたい方の場合は、まずは次のマイホーム取得に対して必要な額をローンで借りれるか金融機関にローン事前審査することが一番です。と、同時に取得している家を売却して新たな家の購入資金に充てようとしている方は、売却査定をしてもらいましょう。売却したときに手元に入ってくる金額を知っておくことは必要不可欠です。ローンで必要な額を借りれる方はすぐにでも物件探しを開始して新居を見つけましょう。売却資金を新居の購入に充てる方は、ローンの事前審査結果から出た借り入れ可能額と売却査定の予測される売却金額を合わせて、いくら売却資金を充てて、残りいくらローンを組むのかを計画します。その後は、まずは不動産会社に売却を依頼する媒介契約を結んで、売却活動からスタートします。同時に新居の物件探しも行いますが、情報をチェックして、物件の見学も行っておきましょう。いつでもお気に入りの物件がある状態にしておくことも大切です。売却の契約が整えば、そのお気に入りの物件の購入を進めていきます。売却契約時に売却の引渡し後2週間くらいの引渡し猶予期間を設けておき、新居の購入引渡しを受けて、引越しをして最後は取得していた家を引き渡して住み替えが完了します。

二つ目は、所有しているマイホームのローンも完済していて、売却と購入が同時期でなくてもいい方であり、早期に新居に住替えたい方の場合は、ローンの事前審査を行い、承認が出れば、購入にむけて物件探しを行いましょう。新居の引渡しが終わり、新居に入居後、所有してる旧自宅を売却するために、不動産会社で媒介契約して売却活動をしましょう。室内は空室となり、綺麗にすっきりとして広々とした印象を与えますし、内覧者も隅々までゆっくりと見学できます。いつでも見学できるのも内覧の日程や時間調整もなくスムーズな見学が提供できるので契約のチャンスも広がります。

三つ目は所有しているマイホームのローンの残債があるが住み替えしたい方の場合は、まずは売却査定をしてもらいましょう。ローンの残債が残った状態では売却できませんので予測される売却価格をあらかじめ知ることで、売却資金でローンの残債を完済できれば、新たな新居を購入することができます。売却資金からローン残債を差し引いて手元に残る資金があれば、その資金を次の新居購入に充てることもできるので、新居購入のローン事前審査をしましょう。ローンの事前審査では、自宅を売却してローン残債が無くなることを前提として審査してもらいます。この審査結果により承認が出れば、次は不動産会社に売却依頼をして媒介契約を結んで、売却活動を開始します。そして同時に物件探しの開始です。ここから先は一つ目と同様の流れになります。但し、売却の引渡し期限までに新居が見つからなかった場合は、一旦、仮住まいとして賃貸住宅に住みながら、継続し新居購入に向けて物件探しを行うことも考えていく必要はあります。

住み替えを検討している方で多いのは、とにかく先に新居探しを進めようとして物件見学をすることが多いようです。それよりもまずするべきことは、住み替えの準備としてローン事前審査と売却査定です。となるとやはり自分の状況がどのような住み替えパターンが最良なのか不動産会社に相談に行くことであり、ローン事前審査と売却査定の両方の話が聞けるので、やはり不動産会社に相談することが一番ではないかと思います。そして住み替えにはここでは書ききれない様々なテクニックがありますので、このテクニックを有効に使いうことでスムーズな住み替えが可能となります。住み替えを考え始めたら、まずは不動産会社を訪ねて相談に乗ってもらいましょう。いつでもご相談お待ちしております。