広島県でも古民家リノベーション物件への注目度が上昇中!費用相場や実例をチェック

田舎でのんびり自分たちらしく、おしゃれに暮らせると話題の古民家。趣ある古民家を現代的にリノベーションして、快適に暮らすスタイルはとても素敵ですね。この記事では古民家リノベーションに関心を持つ方のために、リノベーションにかかる費用相場やメリット・デメリットについてご説明します。後半では、マエダハウジングが手掛けた、魅力的な古民家リノベーションの実例を紹介します。

広島でも古民家やリノベーション物件へ注目する人が増加中

広島県でも古民家リノベーション物件への注目度が上昇中!費用相場や実例をチェック

広島県が作成した資料(2003年から2018年における県内の既存住宅の状況調査)によると、住み替えを考えた場合、中古住宅を希望する人や新築にこだわらない人が増加していることが分かっています。

特に最近では、相続や地方移住の際に、新たな住まいとして中古住宅の中でも趣のある古民家を選ぶ人が増えているそうです。

古民家を正式に定義するものはありませんが、一般的には建築後50年以上経過した建物、もしくは「伝統構法」で作られた建物のことをいいます。伝統構法は、「木の特性を活かし、金具で固定せず、仕口、継ぎ手を組み上げて建物を構成する」のが特徴です(一般社団法人全国古民家再生協会より)。

独特の趣があり魅力的な古民家ですが、実際に生活するとなると「間取りや設備が不便」、「隙間風で寒い」、「耐震性の不安」などさまざまな面で不便があります。そこで、古民家の魅力を残しながら、現代的な暮らしにあった住まいへ生まれ変わらせることが、古民家リノベーションです。

古民家リノベーションを行う費用相場

広島県でも古民家リノベーション物件への注目度が上昇中!費用相場や実例をチェック出典:マエダハウジング不動産

古民家のリノベーションを行うには、どのくらい費用がかかるのでしょうか?

長い歴史を持つ古民家は、経年劣化の度合いや設備の交換の必要性によってリノベーションかかる費用は大きく変わってきます。リノベーションの規模によっても費用に幅があり、構造体のみを残しスケルトン状態にして行うフルリノベーションは、特に費用が高額になる傾向にあります。全面リフォームを行った場合、1,500万円台から2,500万円台あたりが最も多い価格帯です。

古民家リノベーションは多くの費用がかかるため、適用できる行政の補助金があれば、積極的に活用しましょう。ケースによりますが、長期優良住宅化リフォーム推進事業など国の制度や、各自治体が独自に行っている補助金・助成制度が利用できる場合があります。

古民家リノベーション物件のメリット・デメリット

広島県でも古民家リノベーション物件への注目度が上昇中!費用相場や実例をチェック

古民家リノベーションのメリット

そのまま住むには、安全性や機能性に問題が多い古民家ですが、適切な古民家リノベーションによって、古民家の魅力を残しながら現代的で快適な住まいを実現できます。

古民家リノベーション大きなメリットは、太い梁や柱といった木の魅力です。古民家で使われている木材は、デザイン性が高いだけでなく、強度が高く優秀な建材です。そのような木材は現在では入手が難しく、入手できたとしても非常に高価になります。

また、物件自体の価格や固定資産税が安いこともメリットです。一般的に木造住宅の耐用年数は築20年とされており、築年数20年以上に当てはまる古民家は建物の価値としてはほとんどないため、物件の価格が安くなります。固定資産税に関しても築年数を目安として計算されるため、税額が低く設定されています。

古民家リノベーションのデメリット

古民家リノベーションのデメリットとして、リノベーション費用が高額になりがちなうえ、リノベーションで出た廃材を処分するのにも費用がかかる点です。

伝統工法で作られた古民家は通気性がよく作られているため、寒さ対策として断熱性を高める施工が必要です。また、古民家は耐震基準が制定される前に建てられていて、耐震性については不明な点が多くなります。耐震性については、詳しい専門家に耐震診断を依頼するのがベスト。その際の調査費用やその後の耐震補強工事なども予算が必要です。

このようにさまざまな費用がかかるため、古民家リノベーションには、余裕を持って予算を用意しておく必要があるのです。

さらに、古民家リノベーションを行うためには依頼先選びの難しさがあります。昨今の住宅は規格化されており、伝統的な工法で作られた古民家のリノベーションを適切にできる工務店や職人は少なくなっているのが現状です。伝統工法に詳しく、リノベーションに対応してくれる依頼先を探さなくてはなりません。

古民家物件の探し方は?

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古民家を探すには、知人や地元の不動産会社からの紹介や、ネットのポータルサイトで検索するといった方法があります。

地方への移住を考えているなら、全国の空き家バンクへの登録物件を掲載しているサイトで検索するのも網羅性があって便利。空き家バンクとは、空き家を有効活用するために国土交通省が設定する制度です。

また、移住に力を入れている自治体なら、それぞれの自治体のサイトをチェックしてみるのもおすすめです。空き家情報だけでなく補助金の情報なども掲載されていますよ。

古民家リノベーションで素敵に変わった実例

広島県でも古民家リノベーション物件への注目度が上昇中!費用相場や実例をチェック出典:マエダハウジング不動産

リフォーム概要

種類 戸建て
築年数 91年
施工面積 138平方メートル(41.6坪)
施工箇所 全面
家族構成 夫婦

広島県でも古民家リノベーション物件への注目度が上昇中!費用相場や実例をチェック出典:マエダハウジング不動産

マエダハウジングが行った古民家リノベーションをご紹介します。

自宅でピアノやリコーダーの教室を開いているご夫婦のお住いです。90年以上前に地元の材木で建てられ、その後はリフォームを繰り返しながら住み継いでこられた古民家です。ご夫婦は、昔ながらの田の字型で使い勝手の悪い間取りと寒さに悩まされていました。

そこで、ダイニングキッチンと洋室部分を減築して土間にし、母屋と離れを分割して光を取り込むという大胆なリノベーションを実施。減築によって出た床柱や建具を要所に再利用するなど、家の歴史が刻まれたものを生かす工夫もしています。

母屋の和室2室と縁側は広い一室に変えて、楽器演奏が楽しめるようになっています。床は明るい色合いの無垢材にし、天井を抜きて太い梁を露出することで、開放的で温もりある空間ができました。また、窓をペアガラスにし、断熱材をしっかり施工したことで、空調も効きやすく快適な室内が実現。

古民家リノベーションによって生まれ変わった住まいは、音楽活動を通じた地域のコミュニティー拠点の1つとして活躍しています。

物件探しやリノベーションならマエダハウジング不動産にお任せ!

とても魅力的な古民家リノベーションですが、費用の面や古民家の探し方など、大変そうと思われた方もいるかもしれません。弊社では、物件探しから調査、資金計画、リノベーションまでトータルサポートできます。また、古民家の構造や特性を生かし、快適な住まいへ再生させるお手伝いをさせていただきます。広島で古民家リノベーションに興味がある方は、ぜひ一度弊社にご相談ください。

マエダハウジング不動産公式サイト