中古住宅の内覧回数や聞くことは?居住中の場合の注意点もチェック

中古住宅(中古物件)の検討にあたり、実際に物件を訪れる内覧は必須です。ネットでの印象は良くても、実際に見てみるとイメージと違うこともあるかもしれません。実際に暮らしている様子を確認できるケースも多く、どんな生活になるかイメージがつかみやすくもなります。「せっかくの内覧はどんな質問をするべき?」「どのくらい内覧するのが理想?」といった疑問もあるでしょう。内覧のポイントについて詳しく解説していきます。

中古住宅の内覧回数はどのくらいがベスト?

中古住宅の内覧回数や聞くことは?居住中の場合の注意点もチェック

中古住宅の購入を検討する際、どのくらい内覧するべきか悩んでしまうこともあるかもしれません。条件に合いそうな中古住宅は、比較検討のためできるだけ多く内覧するのがおすすめです。たくさんの住宅を見ることで、求める条件の優先順位が明確になるというメリットもあります。ただし、自分の求める条件を絞らずやみくもに内覧しすぎると、決めきれなくなることもあるので要注意です。

また、実際に住宅を内覧し帰宅したあとに、記憶があいまいになったり、気になる箇所が出てきたりすることも少なくありません。売り主が住んでいる住宅の場合、何度も内覧させてもらうのは迷惑かもと躊躇する方もいるでしょう。しかし、どちらにとっても高額な売買になるため、納得するまで確認したいという買い主の気持ちもわかってもらえるはずです。気になる物件は後悔のないよう、何度か内覧させてもらうようにしましょう。同じ物件を複数回内覧させてもらう場合は、できれば時間帯を変えて内覧させてもらうのも良いかもしれません。

中古住宅の内覧で聞くことは?

中古住宅の内覧回数や聞くことは?居住中の場合の注意点もチェック

売り主が居住中であれば、直接質問できるまたとないチャンスです。中古住宅の内覧では、以下のようなことを質問しましょう。

  • 物件の売却理由
  • 生活するうえでの利便性
  • 周辺環境や近隣住民についての情報
  • 住宅設備やリフォームの有無

売却の理由はプライベートな話にはなりますが、物件の問題で手放す場合は不利益を被らないために知っておきたいところです。ネガティブな情報はあまり積極的に開示しないかもしれませんが、隠し立てすると契約不適合責任に問われることもあります。失礼のない範囲で質問しておくのがおすすめです。
また、交通や周辺環境など、実際に住んでいた人のリアルな声は参考になります。交通の便や近くの病院やスーパー、公園などについて質問してみましょう。お得な情報や知る人ぞ知る情報を得られるかもしれません。一戸建ての場合は隣近所の雰囲気も確認しておくと良いでしょう。町内会やイベントについても、聞いておくと安心です。
長年住んでいる物件であれば、設備に修繕履歴があるかもしれません。設備の使い勝手を確認することに加えて、リフォームの履歴も確認、現状の不具合についても尋ねておきましょう。

中古住宅の内覧で売り主が居住中の場合の注意点

中古住宅の内覧回数や聞くことは?居住中の場合の注意点もチェック

売り主が住んでいる物件を内覧する場合、いくつか気を付ける点があります。

内覧する人数に気を付ける

大人数で内覧すると、売り主に迷惑がかかるうえ、不動産会社の方も管理しきれなくなってしまいます。できるだけ少人数で内覧するのが、基本的なマナー。一緒に暮らす予定の家族のみ、多くても4人までにとどめて、同居予定のない親や友人などに同行してもらうのは避けましょう。

手土産を持参しない

売り主を気遣い手土産を考える方もいるかもしれませんが、家を売却したい売り主にとっても内覧は必要なことのため、手土産は必要ありません。売り主も困ってしまううえ、「値引き交渉のためなのかも……」と警戒されてしまうことも考えられます。売り主を混乱させないためにも、手土産は控えておきましょう。

子ども連れでの内覧は避ける

小さい子どもがいて預け先があるなら、連れて行かない方が賢明です。内覧のさなかに家や家財道具を傷つけてしまうこともあり、最悪の場合弁償問題に発展することも考えられます。迷惑をかけないとしても、内覧中ハラハラしている売り主もいるでしょう。預け先がなく連れて行かざるを得ないなら、内覧中は抱っこするなど、子どもが自由に動き回らないよう配慮する必要があります。

基本的なマナーを心がける

内覧前には、必ず売り主へ一言挨拶をしましょう。内覧中は物件の欠点に目が行くこともありますが、物件についてネガティブな内容は、内覧中に口にするのは避けておくことも大切です。ただ何気なく感想を口にしたつもりであっても、売り主からするとカチンとくることもあるため、内覧中に物件についてあれこれ口にするのは避けた方が賢明でしょう。

内覧したい場所や写真撮影などの希望は、必ず許可を得て行動する

内覧したい場所は、売り主に許可を得てから見せてもらうようにします。居住中の住宅には貴重品があったり見られたくないものがあったりするため、自由に見て回るのはマナー違反です。特にクローゼットや下駄箱といった備え付けの収納は、許可なしに開けたりしないようにしましょう。

写真撮影したい場合も、「写真撮影良いですか?」などと許可を得る必要があります。ただし、売り主からすれば自分の家の写真が出回る不安もあるため、基本的に写真はあまり撮らないのがベスト。どうしても撮影しておきたいなら、撮りたい場所とその理由も伝えるようにしましょう。

その場で値引き交渉をしない

内覧時に売り主に直接値引き交渉しないことも、覚えておきましょう。値引き交渉をするのは仲介役である不動産会社を通すのがルール。値下げの希望は内覧後、不動産会社に伝えるようにしてください。

マナーを守りしっかり内覧しよう!

せっかくの内覧の機会を有意義にするためには、事前準備が大切です。内覧時に聞きたいことを事前にピックアップしておくと、聞き忘れを防ぐことができるでしょう。マナーを守って、しっかり物件をチェックしてください。広島県で中古物件の購入やリノベーションを手掛けているマエダハウジング不動産なら、中古物件情報も豊富。中古物件の購入やリノベーションを検討している方は、ぜひ弊社に相談してみてください。