古家付き土地の売却はそのままでも可能?

 

■古家付き土地とは? 

 「古家付き土地」とは、すでに建物(主に老朽化した住宅)が建っている土地のことを指します。建物はあるものの、価値がほとんどない、または資産価値がゼロと判断されるケースが多く、不動産評価としては「土地」の価値が中心になります。 
  広島エリアでも、築30年以上経過した戸建て住宅や空き家が「古家」として扱われることが多く、相続や転居によって活用されていないまま放置されているケースも少なくありません。 

 

■古家付き土地はそのまま売却できる? 

 結論からいうと、「古家付き土地」は建物を解体せずにそのまま売却することが可能です。買主がリノベーションや建て替えを検討している場合、現況のまま(古家付きの状態)で購入し、自由に活用するケースもあります。 

 ただし、次のような条件によって「そのまま売るか」「更地にして売るか」の判断が分かれます。 

・建物の老朽化が激しく、倒壊リスクがある 

・アスベストやシロアリ被害の懸念がある 

・解体費用を売主/買主どちらが負担するか未定 

・買主側が住宅ローンを組む場合、建物の評価が影響することも 

そのため、必ずしも「解体=有利」ではなく、買主のニーズを踏まえた売却戦略が必要です。 

 

■古家付き土地を売却するメリット 

 古家付きのままで売却することで、次のようなメリットがあります。 

1.解体費用が不要

解体には100万円〜200万円以上かかることもありますが、その費用をかけずに売却できる点は大きなメリットです。 

2.買主に自由な選択肢を与えられる

リノベーションやDIYがブームとなっている現在、古家を「素材」として活用したい買主も存在します。建物付きの状態で売ることで、そうしたニーズに応えることが可能です。 

3.固定資産税の軽減措置が続く

建物が残っている間は、住宅用地の特例(固定資産税が最大1/6)を適用できます。更地にすると税負担が増えるため、売却が決まるまではそのままにしておくという考え方も有効です。 

 

■古家付き土地を売却する方法 

 売却方法としては主に以下の2つがあります。 

・不動産仲介での売却 

一般の個人買主に向けて販売する方法です。広告活動や内見対応などが必要となりますが、市場価格に近い値段での売却が期待できます。 

・ 買取業者への直接売却 

スピーディーに売却したい場合は、不動産会社による買取も選択肢です。仲介よりも価格は下がる傾向にありますが、建物の状態を問わず買い取ってくれるケースもあります。 

 

■古家付き土地を売却する際の注意点 

 古家付き土地を売却するにあたっては、以下のような点に注意が必要です。 

・インスペクション(建物状況調査) 

建物の状態を事前に把握し、買主に説明できるようにしておくと、信頼度が上がります。 

・瑕疵担保責任の扱い 

築年数が古く現況渡しの場合でも、契約不適合責任(旧・瑕疵担保責任)については事前に買主としっかり合意する必要があります。 

・解体・リフォーム費用の見積もりを用意 

買主が判断しやすいよう、解体費やリフォーム費の概算を用意しておくと、成約の後押しになります。 

・境界の明示 

古い物件ほど境界があいまいなケースがあります。売却前に境界確認や測量を行っておくとトラブル防止につながります。 

 

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