築50年の一戸建ては売却できる?
相場と高く売るためのポイント
築年数が50年を超える一戸建てを所有していると、「こんな古い家でも売れるのか?」「どのくらいの価格がつくのか?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、築50年の家でも売却は可能です。むしろ、立地や需要によっては想定以上の価格がつくこともあります。
このコラムでは、「築50年」「一戸建て」「売却」「相場」といったキーワードに関心のある方に向けて、売却の実態や高く売るためのポイントを解説します。
■築50年の一戸建ての売却相場はどのくらい?
築50年の一戸建て住宅は、建物としての資産価値はほとんどゼロに近いとされています。一般的に、住宅の資産価値は築20年〜25年で減価償却されるため、50年を超えると「古家付き土地」として評価されるケースがほとんどです。
広島市内を例にとると、広島市西区や中区のような人気エリアでは、土地の相場が高いため、築50年の古家付きでも2,000万〜3,000万円以上で売れることがあります。一方で、郊外のエリアや再建築不可の土地では、数百万円〜1,000万円未満での取引になることも。つまり、築50年の一戸建ての売却価格は、「建物の価値」よりも「土地の価値」が中心となります。
■築50年一戸建ての売却価格が決まる要因
築年数が経過していても、売却価格は以下のような要素に大きく左右されます。
① 立地条件
駅近や商業施設、学校などが近くにある「利便性の高い立地」は、築年数に関係なく高値で売れやすい傾向があります。
② 土地の広さと形状
整形地で広さが十分にある場合、買い手が新築用地として検討しやすく、地価相場に近い金額での売却が見込めます。
③ 接道状況・再建築の可否
前面道路の幅員や接道距離、再建築が可能かどうかも価格に影響します。再建築不可物件は売却価格が大きく下がる傾向にあります。
④ 建物の状態
建物自体に価値がない場合でも、リノベーション前提で購入を検討する人にとっては魅力的なポイントになる場合もあります。特に古民家風の外観や梁、土間といった「味のあるデザイン」は、あえて残したいというニーズも。
⑤ホームインスペクション(建物調査)の有無
建物の状況が明らかで、買い手に安心感を与えることで売却スピードや価格にプラスに働きます。
■築50年一戸建ての売却方法
では、築50年の住宅をどのように売却すれば良いのでしょうか?ここでは代表的な3つの方法をご紹介します。
- 現況のまま売却(古家付き土地として)
最も一般的な方法です。建物を解体せず、現状のまま売却するスタイルで、売主にとってはコストをかけずに売却できるメリットがあります。買主は建物を自由に解体・建替えできるため、土地のポテンシャルで勝負する形になります。
- 建物を解体して更地で売却
「建物が老朽化して危険」「買主が解体費を気にして価格を下げてくる」といった場合には、先に解体して更地として売却する方法も。解体費用(広島市で一般的に80万〜150万円程度)がかかるものの、買い手にとっては使いやすい土地として魅力が上がります。
- リノベーション素材として訴求
中古住宅×リノベーションの需要が高まっている昨今、「築古でもDIYやリノベ前提で安く購入したい」という層をターゲットに売り出す方法もあります。特に、広島市では30代〜40代の若年層が中古リノベに積極的です。
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